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ザ エクセレント カンパニー  高杉 良著

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これは いわゆる企業小説と言うジャンルに属する
東洋水産の インスタントラーメンのマルチャンカップめんのアメリカ進出 特許争い 日清ラーメンとのシェア争いなど ほぼ事実に基づいて書かれたモデル小説です

東洋水産は 東邦水産に マルチャンは サンマルに ニッシンはニッカになっているが アメリカに ラーメンを売りに行って それがいまや 代表的なジャンクフードとして 市民権を得ているのだから 初期に行った人の苦労たるや ものすごいものだ
マルチャンと言うラーメン 私も あの あかいキツねと緑のたぬきはよく食べたものだ
カップめんは ニッシンが特許をとっていて 他の各社は 以前は使えなかったと思っていたが そうではなかったのね
でも 国内では 最初は ニッシンのカップヌードル以外見なかったように思うけれど・・
何年前だったか急にスーパーの棚に各社並び始めたような?・・

話は 1989年 バージニアに第2工場を作るための土地の下見から始まる そして1999年5月で終わっている
マルチャンは アメリカでのシェア第1位になっている

セクハラに厳しいアメリカで 女子工員にはめられて セクハラを訴えられた主人公 無実なのに 莫大な金額で示談に応じ(裁判は時間がかかるし 企業イメージを損なうとの理由)主人公はまるで強制送還のように 日本に戻らされる
それでも 常務や社長は彼を信じて 馘首はしないで 後にまたアメリカ勤務になる
ユニオンが入ってきて労働者を取り込もうとするのと戦ったり 出向している社員は 土日返上で働く
こういう戦士に支えられて 企業は大きくなるのだが 今からの時代はどうなんだろうか
こんなこと現在の20代の男は するだろうか

深井と言う名で登場する常務 現会長の深川清司氏のキャラとバイタリティ これは素晴らしいです
こういう上司なら 仕事が大変でもついていこうという気持ちになるのだろうなぁ
サラリーマンのみなさんにお勧めの小説です

私は怠けものだから こんな会社 勤まらないわ 
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ヴィーナスという子 トリイ・ヘイデン著

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副題は 存在を忘れられた少女の物語 という
作者の トリイ・へイデンは 1951年アメリカ生まれ 
情緒障害児教室や 福祉施設などで働いた体験を下に かずかずのノンフィクションを発表している
これは2002年に発行された

小学校の情緒障害児教室で教えることになったトリイ
初日の朝 石塀の上にまるで像のように座っている少女がヴィーナスだった
彼女は 一言も話さない 理解しているのか 聴力がないのか?
家庭も最悪の環境
少しずつ 少しずつ 彼女の心が開き始めた頃 事件がおこる

障害児との心の交流を描いた部分は 感動的だ
同じクラスの男の子たちは イキイキと描かれている
ヴィーナスには どう扱えばいいのか 作者の苦悩がつたわってきた

児童虐待問題を扱ったノンフィクションである
最近の日本でも 同じようなことが頻繁に起こっている
児童相談所員や学校が 家庭を訪問しながら虐待に気付かず 子供を死に至らしめた事件が何件もあった
どこかで 見逃したことが 大事になる
福祉 学校 警察 近隣 その連携が上手くいけばいいのだが 途切れる

最終的に ヴィーナスは 言葉も話せるし知能も別に問題はない子供だったのだが 母親の愛人による虐待で 心を完全に閉ざした子供だったのだ
雪の日に外に出されて 一命は取り留めたが 家庭はそこで崩壊
母親と愛人は逮捕される
あとは 里親に育てられることになるのだ

読んでいて しんどくなった

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