2005.02.08(Tue)

副題は 存在を忘れられた少女の物語 という
作者の トリイ・へイデンは 1951年アメリカ生まれ
情緒障害児教室や 福祉施設などで働いた体験を下に かずかずのノンフィクションを発表している
これは2002年に発行された
小学校の情緒障害児教室で教えることになったトリイ
初日の朝 石塀の上にまるで像のように座っている少女がヴィーナスだった
彼女は 一言も話さない 理解しているのか 聴力がないのか?
家庭も最悪の環境
少しずつ 少しずつ 彼女の心が開き始めた頃 事件がおこる
障害児との心の交流を描いた部分は 感動的だ
同じクラスの男の子たちは イキイキと描かれている
ヴィーナスには どう扱えばいいのか 作者の苦悩がつたわってきた
児童虐待問題を扱ったノンフィクションである
最近の日本でも 同じようなことが頻繁に起こっている
児童相談所員や学校が 家庭を訪問しながら虐待に気付かず 子供を死に至らしめた事件が何件もあった
どこかで 見逃したことが 大事になる
福祉 学校 警察 近隣 その連携が上手くいけばいいのだが 途切れる
最終的に ヴィーナスは 言葉も話せるし知能も別に問題はない子供だったのだが 母親の愛人による虐待で 心を完全に閉ざした子供だったのだ
雪の日に外に出されて 一命は取り留めたが 家庭はそこで崩壊
母親と愛人は逮捕される
あとは 里親に育てられることになるのだ
読んでいて しんどくなった
