2005.02.16(Wed)

これは いわゆる企業小説と言うジャンルに属する
東洋水産の インスタントラーメンのマルチャンカップめんのアメリカ進出 特許争い 日清ラーメンとのシェア争いなど ほぼ事実に基づいて書かれたモデル小説です
東洋水産は 東邦水産に マルチャンは サンマルに ニッシンはニッカになっているが アメリカに ラーメンを売りに行って それがいまや 代表的なジャンクフードとして 市民権を得ているのだから 初期に行った人の苦労たるや ものすごいものだ
マルチャンと言うラーメン 私も あの あかいキツねと緑のたぬきはよく食べたものだ
カップめんは ニッシンが特許をとっていて 他の各社は 以前は使えなかったと思っていたが そうではなかったのね
でも 国内では 最初は ニッシンのカップヌードル以外見なかったように思うけれど・・
何年前だったか急にスーパーの棚に各社並び始めたような?・・
話は 1989年 バージニアに第2工場を作るための土地の下見から始まる そして1999年5月で終わっている
マルチャンは アメリカでのシェア第1位になっている
セクハラに厳しいアメリカで 女子工員にはめられて セクハラを訴えられた主人公 無実なのに 莫大な金額で示談に応じ(裁判は時間がかかるし 企業イメージを損なうとの理由)主人公はまるで強制送還のように 日本に戻らされる
それでも 常務や社長は彼を信じて 馘首はしないで 後にまたアメリカ勤務になる
ユニオンが入ってきて労働者を取り込もうとするのと戦ったり 出向している社員は 土日返上で働く
こういう戦士に支えられて 企業は大きくなるのだが 今からの時代はどうなんだろうか
こんなこと現在の20代の男は するだろうか
深井と言う名で登場する常務 現会長の深川清司氏のキャラとバイタリティ これは素晴らしいです
こういう上司なら 仕事が大変でもついていこうという気持ちになるのだろうなぁ
サラリーマンのみなさんにお勧めの小説です
私は怠けものだから こんな会社 勤まらないわ
