2005.07.10(Sun)

さだまさしの短編集です
精霊流しは去年だったか読んだ これは テレビドラマ化もされた自伝的な小説だった。
こちらは 長崎こそ舞台に選んでいるが 私小説ではなく 中々きちんとした構成の小説。
じつは タレント本という軽い気持ちで読み始めた。
タイトルになっている「解夏」は ベーチェット病の宣告をされた30台の教師が 故郷の長崎に帰り 失明するまでの日々の葛藤 心の動きなどをつづった小説
ベーチェット病は 特定難病疾患で 失明を免れないと知った男は 婚約の解消を申し出 故郷へ帰るのだが 納得しない婚約者は故郷長崎まで追いかけてくる
二人で 見える間にいろいろと長崎の風景を頭の中に納めておこうと 男の子供時代の思いでの場所を歩く。
寺で 発作を起こし休ませて貰ったときに 宗教家の大学教授と出会う。
リュウゼツランの花が咲いたと聞いて出かけて行ったお寺で もう失明してなにも見えなくなっているのに気付く
最後のシーンは しろいサルスベリ
見えないけれど 目の中で咲くサルスベリ
あとの三篇も それぞれテーマも違うのだが 良かった
派手な所はないが 心にしみこむような 浅田次郎を呼んだときのようなかんじ。
でも 私は浅田次郎に あざとさ的なものを感じる さだまさしのほうが素直でいいとおもう。
いま 私の参加しているメールリンク(同級生のリンク)で 「人生の贈り物 他に望むものはない」と言う歌が 心に染み入ると 評判になっている。
この歌は 訳詩と作曲がさだまさしで作詞は 韓国の女性だそうだ
ひとりが メールで紹介をしたのだが 何人かが CDを買ったようだ。
私は まだ 聞いていないのだけれど きいてみたい。
自らCDを買うという行為をあまりしない中高年男性に 予約をしてまで 買い求めさせるという力はすごいと思う
